ふるさと新選組
古民家には庭が必須ですが庭維持費用はそんなにかかりません
古民家に庭は必須です。
なぜなら日本家屋の良さは四季折々の変化を、建具により調節し、寒い時は個室にし、気候が良くなると建具を開け放ち自然(庭)と同化することにあると思います。
もちろん日本家屋として古民家、日本庭園としての庭はそれぞれがとてもよく考え抜かれた自然と溶け合う心地よい文化として世界中の評価を受けています。しかしその神髄は、通常の中での自然との一体感、無の境地、であり、ここには古民家と庭は切り離して考えるのはとてももったいない感じがいたします。
こんな言葉を御存知ですか?雑草を刈るならば、満月から下弦、そして新月へと向かう時に行うべし”これは草むしりをするときの日本古来の言い伝えです。草木の成長は月の満ち欠けと関係があり、このときに草むしりをすれば、植物たちとの無駄な戦いをしなくて済むという生活の知恵です。まあ、自分で手入れをするわけですから、植物と戯れるのも良い事なのかもしれません。
本来古民家と庭は一体なので、自然そのものをそのまま受け入れる事が望ましいのではありますが、そうは言いましても、手入れをしなければ、草木は伸び放題、枝は伸び放題となり、わび・さびの世界を通り越して単なる汚い家になってしまう恐れがあります。
基本的に手入れの費用はちょっとした道具を購入する程度で済みます。雨どいの枯葉除去から始まり、草刈り、池の掃除、捨て石磨き等やることはたくさんあります。でもこれらは自分で出来ない事はありません。体とそしてお天気と相談しながらゆっくりやればよろしいのです。
但し、苔は難しいです。木の生い茂り方や、周りの環境の変化に敏感な苔は素人には難しい作業です。苔をその場所に置くことは可能ですが、それがなかなかうまい事生着し、育ってくれません。ここの部分だけは専門の方にお願いした方が良いかもしれません。もちろん費用はかかりますけど。
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